2013-03-10 人間と動物 / 電気グルーヴ 仮歌の母音に沿って構築された歌詞世界は、もはやアシッドハウスの文献化ではなく、アシッドの言語化、文学化である。全ての音を取り払って歌詞だけを鑑賞してみてほしい。石野卓球はすでに本能と化した自らのアシッドハウス的手法を言葉(リリック)でリ・デザインしたのだ。このリリックこそが新しいミニマルミュージックなのである。