Exhilarator / Claro Intelecto
前作Reform Clubから5年、未だにクラブに人々が集い、朝まで踊り明かすという現状維持を良しとする文化的大衆に向かって彼は「陽気者たちよ」と呼びかける。
「私も同類だ」と付け加えるか否かは作品から推して知るべき。
スラム化した巨大なクラブを漂うテクノゾンビたちの統制を図るかのように恐ろしく形式的にイーブンキックが打ち鳴らされるが、彼らはそれとは裏腹にまるで自由を謳歌するかのように蠢いている。やがて夜明けを迎えると何事も無かったかのように家路につき、スーツを着て会社へ出かけて行くのだ。