2014-11-16 Visa / Vladislav Delay Visa Vladislav Delay エレクトロニック ¥1500 アシッドリバイバルを文献化することはテクノというジャンルを終わらせる作業のことであるが、もしまだ現行型のテクノが存在するならばせめてこうあるべきである。
2014-08-14 Wilderness of Mirrors / LAWRENCE ENGLISH Wilderness of Mirrors LAWRENCE ENGLISH エレクトロニック ¥1200 http://denshinote.hateblo.jp/entry/2014/08/14/000519
2014-07-09 post punk - EP / shotahirama post punk - EP shotahirama エレクトロニック ¥900 Clampdown shotahirama & Miclodiet エレクトロニック ¥600 Cluster shotahirama オルタナティブ ¥1200 エレクトロニカがせわしないカットアップ音楽に成り下がったとここで以前言及したが、それに輪をかけてせわしなく、しかも細々としたコラージュ、しかしそれは決して使い古されたビートではなく、グルーヴの概念を塗り替えるものであった。この新しいミニマルミュージックはまるでガラスが勢い良く割れて大小様々な破片が飛び散っている瞬間のような、無秩序でいて完璧な均整をも思わせる。おそらくこれに近い方法論を先送りにしていた作り手が今後何人も加勢に加わるのではないだろうか。
2014-07-09 cyclo. id カールステン・ニコライと池田亮司の相違点を簡潔に述べると、前者は0から1へ、後者は1から0へ進行している音響であると言える。それは個から全を知る、全から個を得ると言い換えることも出来る。この作品は両者が0と1を行き来する中間地点で融合し驚異的な平衡(音)感覚でもって導き出した音響図像学である。
2014-06-24 CI (Japanese edition) / Diamond Version カールステン・ニコライにおける近年のクラフトワークの発見は彼自信に相当な影響を与えていると言っていいだろう。旧東ドイツ(彼は今は無きカールマルクスシュタットの生まれである)から壁の向こうの西ドイツ(80年以前のクラフトワーク=遮断された西側の文化?)を傍観してきた青年が電子音響作家の名においてコンセプチュアルアートとポップアート(アートポップではない)を(西と東を)結びつけて見せた。彼にとって、そしてドイツの音楽歴史にとっての一つの節目的作品でもある。 CI (Japanese edition) Diamond Version エレクトロニック ¥1500